
起動画面(Plymouth)の表示品質の改善方法
いつか取り上げなきゃと思いつつ忘れていたのですが、Ubuntu 16.04の起動画面(Plymouth)の設定をする過程でPlymouthの解像度や萌え化に必要な表示の改善をする機会が訪れたのでその方法をご紹介します。
*なお、moebuntuサイトの起動画面の萌え化にある「【memo】 表示品質の対処法。」は一応いまも有効です。
Plymouthの問題のある表示
以下のようにテキスト表示だったり、解像度や画面比率が合わない場合など改善できます。
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解像度を調べる
Plymouthで使える解像度を調べるために、マシンを起動する際に「Esc」キーを押しながら立ち上げ「Grub」を表示します。
「Grub」画面が出たら「c」キーを押します。するとプロンプトが出るので以下のように「vbeinfo」と入力しリターンキーを押します。
これでサポートされている解像度のリストが表示されます。この中から自分のディスプレイの解像度に近いものをメモっておきます。今回のわたしの例では(仮想環境なので)「1280 x 1024 x 32」を使いました。ちなみに「x 32」は色のビット数のことです。
メモったら「Esc」キーを押してGrubに戻りそのまま起動します。
「grub」ファイルの編集
マシンが立ち上がったら端末(Ctrl+Alt+T)を開いて以下を入力適用して管理者権限で「grub」の設定ファイルを開きます。($は含まない)
$ sudo gedit /etc/default/grub
25行目あたりにある「#GRUB_GFXMODE="640x480"」の下あたりに以下の行を追加します。「1280x1024-32」の部分はそれぞれの環境で置き換えてください。
GRUB_GFXPAYLOAD_LINUX="1280x1024-32"
続けて次のファイル出して編集します。
$ sudo gedit /etc/initramfs-tools/conf.d/splash
からのファイルが表示されるので以下を入力して保存します。
FRAMEBUFFER=y
最後に端末から以下をそれぞれ入力適用します。
$ sudo update-initramfs -u -k all
$ sudo update-grub
これで設定は完了です。再起動してみましょう。↓このように表示されれば成功です。
もしうまくいかなかったら
わたしの場合は上記の方法でうまく行きましたが、もしうまくいかないようでしたら、ubuntu 14.04 14.10 起動画面 Plymouth うまく表示されない対策やUbuntu起動画面(splash画面)が崩れてしまうときはにさらなる対処方法が載っているので参考にしてみてください。
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