
マークダウンエディタ「Abricotine」は結構よさ気
「Abricotine」というマークダウンエディタがOMG! UBUNTU!で紹介されていたので実際にこのブログのエントリーで試してみました。
Abricotine Is A (Awesome) Desktop Markdown Editor for Linux
\もしよかったらお願いします。/
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使ってみた
印象
直接的なプレビューが無いようなのでブログのエディタとして使うにはマークダウンでブログを書いてみたのエントリーにある「Visual Studio Code」のほうがわたし的には良さそうですが、普段マークダウンでメモを取りたいという用途にはこの「Abricotine」はとても便利そうとうのが第一印象です。その後、実はこのエントリーの前にアップしたいくつかの記事もこのエディタを使っていて、少し使い慣れてきたのですが、「Visual Studio Code」のようにライブでプレビューできなくてもまあいいかな〜という気がしてきました。これで書いて「Visual Studio Code」でプレビューするのも有りかもしれません(?)。
プレビュー
プレビューは「View」>「View document in browser」もしくは「F6」で(わたしの環境では) Bluefishが立ち上がりソース(HTML)が表示されます。
で、Bluefish側の「ブラウザでプレビュー」ボタン(地球のアイコン)を押してFirefoxで実際のプレビューを確認できます。
使い方触り
まあ普通に書きこんでいけばいいのですが、マークダウンの作法を知らなくても、メニューから指定(もしくはショートカットで)してタグを打ち込むことができるので、マークダウンに慣れていない人には使いやすいです。
●リンクや画像の挿入
*イメージの挿入は原寸表示となるので、(ここでの例も含み)わたしは手動でhtmlタグを使って挿入しています。
HTMLで書き出し
なんと言っても便利なのは直接HTMLで書き出すことができる点です。「File」>「Export as HTML」で書き出せるので、マークダウンの変換にPandoc導入にあるようなPandocで変換する必要がありません。ブログに持って行く場合は「F6」のプレビューでそのままHTMLのソースが表示されるのでエクスポートする必要はないかもしれません。
ちょっとした設定
上記スクショは「View」>「Show table of contents」にチェックを入れてサイドバーを表示しています。また、「View」>「Show blocks」で各項目の左側に項目ごとの区切りを見せる縦のラインを表示しています。
また、上記スクショでは各文章の下に赤い波線が表示されていますが、それは、「Edit」>「Spelling」で「English(us)」にチェックが入っているためで、「Disable」にすると消えますが、そのかわり、見出の「##」に付いていたブルーの色がスミ文字になってしまいます。そこで、「Edit」>「Edit preferences」を開くと「config.json」ファイルが開き、そこで「 "language": "en_US",」となっているのを「 "language": "ja",」としてみたところ見出の「##」はブルーのままで赤い波線だけ消すことができました。まあ、英文のスペルチェックはできなくなりますけどね。
導入
以下から環境にあったZIPファイルをダウンロードします。わたしの場合は「Abricotine-linux-x64.zip」です。
ダウンロードしたZIPファイルは解凍すると中に「Abricotine」という実行ファイルがあるので、それをダブルクリックすることで起動します。
メニューに登録
メニューへの登録方法はVisual Studio Codeをメニューに登録にあるやり方と同じです。一応デスクトップファイルの内容だけ記しておきます。「~/.local/share/applications/」に「Abricotine.desktop」の名前で保存すればOKです。
[Desktop Entry]
Type=Application
Icon=/opt/Abricotine-linux-x64/Abricotine.png
Name=Abricotine
Terminal=false
Exec=/opt/Abricotine-linux-x64/Abricotine %f
Hidden=false
それと、アイコンがなかったので、情報画面(About Abricotine)にあった画像を加工して↓こちらに置いておきます。使いたい人はダウンロードして「Abricotine.png」にリネームするか上記デスクトップファイルのアイコン名を修正してお使いください。
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