
語学学習アプリ「Anki」の「音声読み上げ設定」 3
前回語学学習アプリ「Anki」の「音声読み上げ設定」 2のエントリーで予告した「Anki」アプリの「音声の読み上げ設定」をまとめて行う方法をご紹介します。事前に「AwesomeTTS」というブラグインが必要ですので、そのあたりは前回のエントリーをご覧ください。
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音声の読み上げまとめて設定
上図右上の「ブラウザー」をクリックします。するとAnkiアプリの単語帳に登録してある自分で用意した「フレーズ集」のデータベースにアクセスできます。左ペインにツリー上にあるので、そこから音声の読み上げ設定をしたい「フレーズ集」にアクセスします。下図では試験的に作った「テスト」という「フレーズ集」を開いています。画面の右側にはアクセスしたフレーズ集のレコードがあるので「Ctrl+A」で下図のようにすべて選択した状態にします。
次にメニューから「AwesomeTTS」>「Add Audio to Selected」を開きます。すると前回のエントリーでも見た様な画面が現れます。
わたしが用意したフレーズ集は冒頭にあるように「日本文(Front)」→「英文(Back)」となっているので、左側の「Generate using」は「Baidu Translate」、「Voice:」は「Japanese (jp)」に、右側の「Source Field:」と「Destination Field:」は共に「Front」にして、右下の「Generate」ボタンを押します。これで日本文側の音声読み上げのmp3が登録されます。レコードがたくさんある場合は少し時間がかかります。
Frontの日本文が終わったらこんどは左側の「Generate using」は「Baidu Translate」そのままで、「Voice:」を「English, American (en)」にします。右側の「Source Field:」と「Destination Field:」は共に「Back」にして、右下の「Generate」ボタンを押します。これで英文側の音声読み上げのmp3が登録されます。
データベースに戻って試しに一つのレコードを見ると下図のようにそれぞれの文にmp3が埋め込まれているのがわかると思います。これで完了です。
ちなみに、Baiduの音声は音があまりきれいではないので、英文は「Generate using」から他の物を選んだほうがいいかもしれません。日本文はGoogleも使えないし他に選択肢はないんじゃないかな(?)全部は試していないのでわかりませんけど…。
ちなみにその2、そもそも音声が出ないという場合は「mplayer」をインストールしておく必要があります。たぶんそのようにエラーが表示されると思います。Ubuntu 15.10では「mplayer2」でした。「Synapticパッケージマネージャ」で検索すればインストールできます。
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