
Linux向け青空文庫ビューア「aobook」
以前Linux向け青空文庫ビューアとして青空文庫をルビ付きで読めるXJP2を紹介したのですが、今回ご紹介する「aobook」の方がお手軽に導入できると思います。このアプリはAzPainterが出た!のエントリーで紹介した「AzPainter」の作者によるもので、同様に自分でコンパイルしてインストールする必要があります。

\もしよかったらお願いします。/
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Amazonギフト券(Eメールタイプ)
「aobook」の入手
以下のサイトから「sourceforge」へ移動します。Linux Program

「ダウンロードファイルの一覧」をクリックすると「パッケージ一覧」の中に「aobook-1.0.0.tar.bz2」があるのでダウンロードします。
sourceforge

「aobook」をインストールするための下準備
ダウンロードした「aobook-1.0.0.tar.bz2」を解凍して中にある「README」ファイルを開きます。この中にインストールの仕方が書いてあります。●コンパイルに必要なパッケージ
>> Debian/Ubuntu 系
gcc make libX11-dev libXext-dev libfreetype6-dev libfontconfig1-dev
zlib1g-dev libpng12-dev libjpeg-dev
コンパイルには↑これらのものを事前にインストールしておく必要があるので、端末を開いて以下を入力適用します。($は含まない)
$ sudo apt-get install gcc make libX11-dev libXext-dev libfreetype6-dev libfontconfig1-dev
「aobook」のコンパイルとインストール
「aobook-1.0.0.tar.bz2」を解凍して出来た「aobook-1.0.0」フォルダをホームに移動して端末からcdコマンドで「aobook-1.0.0」フォルダ内に移動します。($は含まない)$ cd aobook-1.0.0
次に実際にコンパイルします。「README」ファイルを見ると以下のようにあるので(表示の下3行を)1行づつ適用すればOKです。($は含まない)
=====================================
* コンパイル・インストール
=====================================
$ ./configure
$ make
$ sudo make install
「aobook」の起動
導入直後UnityのDashには出てこなかったのですが、一度ログアウトしたらきちんとDashから起動できるようになりました。取り敢えずログアウトする前に試したい場合は端末から起動できます。($は含まない)
$ aobook
●起動直後の状態

青空文庫はZIPのままで開けるのでファイルから青空文庫のファイルを開きます。この例では「夏目漱石 こころ(773_ruby_5968.zip)」を開いています。

表示の設定は「設定ほか」>「スタイル設定」から調整できます。

フォントサイズ(デフォルト12)を大きくしたりしたところ何故かデフォルトの文字がゴシック系に替わってしまったので、IPA モナー 明朝(Takeo明朝でもほとんど同じ)に指定を変えました。

上記文字設定に加えて「基本」タブにある「見開き」表示に変えた例です。

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