
Ubuntu 18.04 LTS (Bionic Beaver) の萌え化(シェルテーマ「MoePinkShell2」アップデート)
萌え化手順を簡素化するためにシェルテーマファイルのパッケージング方法を少し変えてみました。Ubuntu 18.04 LTS (Bionic Beaver) 用萌え化テーマ完成!のときにアップしたシェルテーマファイルと中身自体に変わらないので、前回すでに萌え化を済ましている人は差し替えなくても大丈夫です(ただしロゴがもとに戻った場合の復旧手順が違います)。
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萌え化下準備
テーマのダウンロード
以下よりダウンロードできます。新しくなったのはシェルテーマ「MoePinkShell2」の方です。
Moe-Pink13(.tar.xz):ダウンロード(2018.06.23アップデート)
- MoePinkShell2(.tar.xz):ダウンロード(2018.08.05アップデート)
テーマファイルの配置
萌え化用テーマファイル類を所定の場所に置きます。操作には管理者権限が必要なので、端末(Ctrl+Alt+T)を開いて以下を入力適用してNautilusを開きます。($は含まない)
$ sudo nautilus /usr/share/themes
ダウンロードしたテーマファイル「Moe-Pink13(.tar.xz)」と「MoePinkShell2(.tar.xz)」を解凍して中身をフォルダごと開いた「/usr/share/themes」に入れます。
GNOME Shell Extensions(機能拡張)の設定
シェルテーマを適用するには事前にGNOME Shell Extensions(機能拡張)の設定をしておく必要があります。手順などはGNOME Shell Extensions(機能拡張)の設定の仕方を勉強したのエントリーをご覧ください。また、「GNOME Tweaks」も必要なのでインストール(Ubuntu Softwareからできます)しておきます。
萌え化テーマの適用
Gnome Tweaksを開いて「外観」タブへ移動しそれぞれのテーマを適用します。
- アプリケーション:Moe-Pink13
- GNOME Shell:MoePinkShell2 *上記「GNOME Shell Extensions(機能拡張)の設定」をすることで変更できるようになります。
(その他の設定)
- アイコン :MoePinkIcons *従来の萌えアイコンを指定してください。アイコンテーマの設置方法などは従来と同じです。
- (背景)画像:*デスクトップの背景画像です。お好きに指定してください。
- (ロック画面)画像:*デスクトップのロック画面の背景画像です。お好きに指定してください。「MoePinkShell2」内の「/usr/share/themes/MoePinkShell2/gnome-shell/assets/moebuntu_bg.png」を指定するとログイン画面と同じハートの背景になります。
ログイン画面の萌え化
上記「テーマファイルの配置」のあと別途端末(Ctrl+Alt+T)を開くか、上記端末上で新規タブ(Ctrl+Shift+T)を開き以下の呪文を(1行ずつ)入力適用すればOKです。これでログイン画面の萌え化ができます。($は含まない)
$ sudo mv /usr/share/gnome-shell/theme/ubuntu.css /usr/share/gnome-shell/theme/ubuntu.bak.css
$ sudo cp /usr/share/themes/MoePinkShell2/gnome-shell/gnome-shell.css /usr/share/gnome-shell/theme/ubuntu.css
$ sudo mv /usr/share/plymouth/ubuntu-logo.png /usr/share/plymouth/ubuntu-logo.bak.png
$ sudo cp /usr/share/themes/MoePinkShell2/ubuntu-logo.png /usr/share/plymouth/ubuntu-logo.png
*【解説】上記1行目と3行目は既存のファイルのバックアップです。バックアップの必要がなければ省いても構いません。2行目4行目は萌えテーマのファイルとの置き換えとなります。
*【手動でやる場合:2行目】(管理者権限でNautilusを開き)「/usr/share/themes/MoePinkShell2/gnome-shell/gnome-shell.css」の「gnome-shell.css」をコピーして「ubuntu.css」にリネーム、「 /usr/share/gnome-shell/theme/ubuntu.css」にある「ubuntu.css」と差し替えます。
*【手動でやる場合:4行目】(管理者権限でNautilusを開き)「/usr/share/themes/MoePinkShell2/ubuntu-logo.png」の「ubuntu-logo.png」をコピーして、「/usr/share/plymouth/ubuntu-logo.png」にある「ubuntu-logo.png」と差し替えます。
システムのアップデートでもとの戻った場合の対処
ごくたまにシステムのアップデートによりログイン画面がUbuntuのデフォルト状態に戻ってしまう場合があります。その際は何も考えずに端末(Ctrl+Alt+T)を開いて以下の呪文で修復できます。上記操作の2行目と4行目の呪文と同じです。($は含まない)
ログイン画面がもとに戻った場合
$ sudo cp /usr/share/themes/MoePinkShell2/gnome-shell/gnome-shell.css /usr/share/gnome-shell/theme/ubuntu.css
ロゴも変わった場合は以下も必要
$ sudo cp /usr/share/themes/MoePinkShell2/ubuntu-logo.png /usr/share/plymouth/ubuntu-logo.png
その他の萌え化方法
その他Ubuntu 18.04 LTSの萌え化方法は↓こちらをご覧ください。
デスクトップテーマ、ログイン画面の萌え化
Ubuntu 18.04 LTS (Bionic Beaver) の萌え化(シェルテーマ「MoePinkShell2」アップデート)ログイン画面(GDM)とそのロック画面の萌え化
【改訂版】Ubuntu 18.04 LTS (Bionic Beaver) ログイン画面の恒久的な萌え化とそのロック画面の萌え化方法起動画面(Plymouth)の萌え化
萌え起動画面(MoePlymouth)アップデート & Ubuntu 18.04 LTS 起動画面の萌え化方法フォントの萌え化
moebuntuサイトのHOW TO MOEBUNTUの「その8 フォントを萌え系のフォントに切り替えます。」を参考にフォントをインストールし、GNOME Tweaks(なければUbunruソフトウェアからインストール)の「フォント」タブから同様に設定できます。Qt5アプリと端末の萌え化(微調整)
Qt5アプリの萌え化(ピンクにする)& 端末の萌え化(微調整)する方法
[おまけ]Unityセッションの様子
従来のUnityによるデスクトップも試してみました。問題ないようです。
Unityセッションのインストール
Ubuntu 18.04 LTSで従来のUnity環境を使うにはUnityセッションをインストールします。端末(Ctrl+Alt+T)を開いて以下を入力適用すればOKです。(Terminal~$)
sudo apt install unity-session
インストール後ログアウトして「サインイン」ボタン左横にある「⚙」から「Unity」を選択して再度ログインします。萌え化手順はUbuntu 16.04 LTSのときと同じです。
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