
GIMP 2.10正式版がリリース! そのインストールの様子
GIMP 2.9.7(デベロップメントバージョン)をちょっと試してみたを取り上げてから約半年後ようやくGIMP 2.10正式版がリリースされました。少し前にリリース候補版が出ていたの知っていましたが、正式版を待ちました。ちなみにわたしの実機はまだUbuntu 16.04環境ですので、その環境でのインストールの様子をご紹介します。
GIMP 2.10 Is Finally Here! Here’s How to Install it on Ubuntu
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GIMP 2.10の機能
以下上記サイトのほぼGoogle翻訳です。
このリリースの新機能や変更点は次のとおりです。
- デフォルトで設定された新しいダークテーマ&記号アイコン
- 4つのユーザーインターフェーステーマの選択
- カラーツールボックスのアイコンを有効にするオプション
- アイコンのサイズを調整する機能
- マルチスレッドCPUのサポート
- 新しいブレンドモード
- レイヤーグループはマスクをサポートします
- 新しい統一変換ツール
- 新しいワープ変換ツール
- 新しいハンドル変換ツール
- オンキャンバスグラデーション編集
- フォアグラウンド選択ツールはサブピクセル選択をサポートします
- 80 GEGLベースのフィルタ (以前の「エフェクト」)
- プレビューを分割して元のGEGLフィルタ処理と比較する
- クラッシュリカバリの改善
- 写真のメタデータを表示/編集する機能
上記で触れられていない(?)GIMP 2.9.7(デベロップメントバージョン)をちょっと試してみたの(個人的)注目ポイント(た“表示上”の画像の「反転」や「回転」ができる)はもちろん搭載されています。
GIMP 2.10のインストール
インストール方法は上記サイトによるといくつかあるのですが、オフィシャルでFlatpakを勧めているようですので、Flatpak版をインストールしました。
FlatPak環境がインストール済みなら、端末(Ctrl+Alt+T)を開いて以下を入力適用すればOKです。(Terminal~$)
flatpak install https://flathub.org/repo/appstream/org.gimp.GIMP.flatpakref
参考:FlatPakのインストール
FlatPak環境が入っていない場合はアプリ仮想化技術「Flatpak」を利用したアプリのインストールを参照してください。
従来のPPAでインストールする場合
【注意】:事前にGIMP 2.8をアンインストールする必要があります。
GIMP 2.8をアンインストールしたら、端末(Ctrl+Alt+T)を開いて以下を入力適用すればOKです。(Terminal~$)
sudo add-apt-repository ppa:otto-kesselgulasch/gimp
sudo apt update && sudo apt install gimp
FlatPakならGIMP 2.8と共存できるみたい
FlatPakでインストールした場合はGIMP 2.8と共存できるみたいです。以下左側がGIMP 2.10、右側が2.8です。ただし設定ファイルは同じディレクトリで共有されるので併用した際に何らかの影響が出るかもしれません。
ちなみにGIMP 2.8のときに起動画面を萌え化していた場合その画像が引き継がれます。
*GIMP 2.10用の萌え化起動画面の画像を用意しなければ。
起動
起動したところある程度GIMP 2.10の設定が引き継がれているようです。
上記画面下の方(ピンクの帯以下)がセカンドモニターにはみ出してしまっていました。マウスでドラックしても上下縮められなくてちょっと焦ったのですが、理由がわかりました。左のツールアイコンが一列に表示されているために入り切らなくて縦に伸びてしまっていたようです。アイコンの並びの枠を右側にドラックしたらアイコンが2列になり画面を縮められました(最下画像参照)。
テーマ設定
Photoshopライクの黒い見た目が気になるので、GIMPの「設定」>「ユーザーインターフェース」>「テーマ」を開き、テーマ選択を「System」にします。
残念ながらmoebuntuを使っていても萌え萌え(ピンク)な見た目になりませんでした。GTKのバージョンの違いかな? Ubuntu 18.04環境ではピンクになる?。
同設定の「アイコンテーマ」を「Color」にしました。
左側のアイコンの並びも2行になる(アイコンがはみ出さない)ように修正しました。
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