FC2ブログ

XP-Penの液晶タブレットはLinux環境で使える

★画像アップ先の不調により、過去のエントリーで画像が見られないものが多数あります。もし画像の見たいものがありましたらご連絡いただければ復活するようにします。

ひょんなことからXP-Pen液晶タブレットを使える機会を得て、いま手元にArtist 13.3とArtist 16とArtist 22HDの3機種が手元にあります。いまちょうど来年の年賀状のイラストを描いている最中なので、Linux環境での使い勝手や機種による違いなど何回かに分けてご紹介したいと思います。

XP-Pen 液タブ 液晶ペンタブレット 16インチ FHDモニター 8個エクスプレスキー 2048レベル筆圧 Windows/Mac対応 Artist16


\もしよかったらお願いします。/
●受取人の欄にmoebuntu★gmail.com(「★」は「@」に置き換える)で寄付(15円〜)できます。
Amazonギフト券(Eメールタイプ)
Amazonギフト券(Eメールタイプ)

ペンタブレットと液晶タブレットの違い

ペンタブレットは黒い板状のプレートの上で手元は見ずモニターを見ながら感覚で描いていく感じです。対して液晶タブレットの場合はモニターに直接絵を描いていく感じなので、普通に紙に描いているような感覚で絵を描くことができます。

ペンタブレットのメリット・デメリット

ペンタブレットの場合普段使いなれたモニターを利用するので、今までと色味的に違和感ない環境で描けます。モニターも大きさ解像度など好きなものを選ぶことができます。逆に言えばモニターが悪いとその影響を受けます。また、直接手元を見ながら描くわけではないので慣れるまでに違和感があるかもしれません。価格も安い。

液晶タブレットのメリット・デメリット

上記でも触れましたが、手元を見ながら直接描けるので紙に描くのと同じような感覚で絵を描くことができます。そして一番のメリットはマルチモニターモードを使うことで、モニターが2つになること。液晶タブレットを買うともれなくセカンドモニターが付いてくる感じです。つまり液晶タブレットとして使わないときはそのままセカンドモニターとして使うことができるということです。そして実際に使うときは一方のモニターで資料を表示しながら液晶タブレットで描くということができます。デメリット(というほどではないけど)はモニターのサイズが固定されることと、もう一方のモニターと多少なりとも色の違い(キャリブレーション可能)があることです。また、ミラーモードでつなげた場合は、(手元の液晶タブレットの画面を見ずにメインのモニターを見ながら描く)ペンタブレット的な使い方もできます。

XP-Penについて

今回ご紹介のXP-Penの液晶タブレットは中国メーカーの製品で、日本やアメリカにも支社があります。Amazonのコメントなんかを見てもサポートは結構優秀なようで、わりと安心して使うことができるのではないでしょうか(?)。ただし、Linux環境のサポートまでは期待できないと思います。

中華製タブレットの背景

Wacomが持っていたEMR(静電誘導方式)に関する基本特許が30年経って消失したため、この技術を利用した中華製タブレットが各社から発売されるようになったようです。

プロの現場でも使われ始めている

アニメーションスタジオの株式会社白組でXP-PenのArtist 16が導入され実際に制作で使われているそうです。当然使用環境はWindowsかMACでだと思います。

XP-PenのLinux対応について

Linuxの対応には大きくわけて、LinuxWacomDegimendWizardPenの3つのコミュニティが関わっていて、ドライバそのものはカーネルレベルで組み込まれているので、つなげればそのまま使えます。このドライバーは基本他の中華メーカー全般に対応しているようです。ただし、わたしは他のメーカーのものは触ったことがないので、実際に問題なく動くのかわかりません。て、XP-PenとUGEEの製品についてはほぼ動作するそうです。なかでもXP-Penの製品は、株式会社NEOBLASTさんがDigimendチーム内でご尽力していることもあり製品への対応力が高いそうです。他の中華メーカーの製品はほとんど動かないと考えたほうが良さそうです。

 

【追記】 コメントにてHuionを使っているLinuxユーザーのkotobkr さんからHuionも使えるのが結構あると教えていただきました。
【追記】 どうやらUC-Logicのチップを使っているものは動くようで、HuionのほかYNOVAなんかも動くものがあるみたいです。

制限事項

デュアルモニター設定でつなげ液晶タブレットを使う際にはちょっとした設定が必要となります(設定方法についてはおいおい取り上げたいと思います)。同じ解像度のモニターでミラー設定で接続した場合は特に設定の必要なくそのまま使えると思います。ちなみに違う比率のモニターでのミラーモードは現状避けたほうが良さそうです。また、ファンクションキーやペンのボタンはあらかじめ設定されている内容の変更は今のところできないと考えたほうがいいでしょう。

スペック周り

パネルについて

(Wacomに比べて)大幅に廉価な中華製の液晶タブレットで心配な部分でパネル自体はどうなの?っていうのがあると思いますが、すくなくともこのXP-Penに関しては全く問題なくきれいに表示されます。解像度は一般的なフルHD対応(1920×1080)となります。

Adobeカラーカバー率は74%

これ一応気になって調べてみたのですが、wacomサイズと特徴をみるとCintiq 13HDで75%、Cintiq 22HD / Cintiq 22HD touchは72%など同程度の機種があることを考えるとXP-Penの74%は十分許容範囲だと思います。このあたりは価格との折り合いになってくると思うので、どうしても気になる人はWacomにしたほうがいいでしょう。

2048レベルの筆圧感知

わたしが使っていたWacomのペンタブレット(Intuos 4)とおなじ2048レベルの筆圧感知なので、違和感は感じません。最近のWacomの製品では8192レベルを実現した製品もでていますが、つい最近発表になったXP-PenのArtist 15.6も8192レベルの筆圧感度を実現しています(新製品ゆえLinuxではまだ使えないかもしれません)。

性能としてまとめ

全般的な性能をざっくりいうと2015年版のWacomの製品と同等(モデルによって違う可能性あり)といった感じです。たとえば現在販売中のワコム 液晶ペンタブレット 21.5インチ Cintiq22HD 【新型番】2015年1月モデル DTK-2200/K1は同じフルHD対応(1920×1080)、2048レベルの筆圧感知です(細かいスペックの違いはあるかもしれませんが…)。それで価格はAmazonで現在約18万円します。対して同クラスのXP-Pen Artist 22は約6.4万円と約1/3で買えます。

関連記事

テーマ : Linux
ジャンル : コンピュータ

コメントの投稿

非公開コメント

linuxで使えるタブレットの情報

Huionも使えるの結構あるよ。linuxで愛用しているので存在を知ってもらいたい。
↓にKritaがサポートしてるタブレットが載ってます。これも参考に。
https://docs.krita.org/List_of_Tablets_Supported

ちなみにDigimendは活動が休止していたと思います。最近出た筆圧8192段階の多くはまだ対応してないかもしれません。

Re: linuxで使えるタブレットの情報

kotobkr さん

コメントありがとうございます。
HuionもLinuxで使えるんですね。
後ほど追記しておきます。

> ↓にKritaがサポートしてるタブレットが載ってます。これも参考に。
> https://docs.krita.org/List_of_Tablets_Supported

この表は、Windows対応のものでLinuxやOSXではないとありますね。

> ちなみにDigimendは活動が休止していたと思います。最近出た筆圧8192段階の多くはまだ対応してないかもしれません。

お詳しいですね。一応現在もNEOBLASTさんが関わっていて活動はしているみたいですよ。
最新機種の対応はまだできてない可能性が高いですね。

Re: Re: linuxで使えるタブレットの情報

Windowsのサポートについてなのですね。確かに冒頭に書いてありました。勘違いですいません。

実は8192対応の Huion GT-191 (KAMVAS) を喜び勇んで買い、使えずに腐らせていまして。現在該当ページにそのタブレットのlinuxドライバー(実験的)のリンクがあるんです。それで勘違いしてました。結局、肝心のドライバーはこちらの環境では使えませんでしたが。

ちなみにDigimendプロジェクトについてのリンクはこちらになります。
http://spbnick.github.io/2016/07/31/Wrapping-up-DIGImend-work.html
掲載して一年以上経ってます。
また、上記ドライバーのページでもプロジェクトについて言及してますので興味があれば読んでみてください。

最後に、Linuxについて日本語で情報発信してくれてありがとうございます。 m(_ _)m

Re: Re: Re: linuxで使えるタブレットの情報

kotobkr さん

> Windowsのサポートについてなのですね。確かに冒頭に書いてありました。勘違いですいません。

いえいえ、お気になさらずに。

> 実は8192対応の Huion GT-191 (KAMVAS) を喜び勇んで買い、使えずに腐らせていまして。

あーそうだったんですか、まさに人柱ですね。
XP-PENの方はXP-PENと直接つながりのあるNEOBLASTさんが力入れているのですぐには無理でも対応に期待が持てます。

> ちなみにDigimendプロジェクトについてのリンクはこちらになります。
> http://spbnick.github.io/2016/07/31/Wrapping-up-DIGImend-work.html

なるほど、そういえばNEOBLASTさんもプロジェクトの資金がないからとか言ってました。

> 最後に、Linuxについて日本語で情報発信してくれてありがとうございます。 m(_ _)m

この手の情報少ないですからね、今後も入手した情報は発信していくつもりです。

Linuxで使える液晶ペンタブレットの情報を調べてもなかなか出て出てこなくて困ってました
大変参考になりました
ありがとうございます

Re: タイトルなし

参考になって何よりです。
なにかわからないことあれば、
コメントいただければわかる範囲でお答えしますので、
お気軽にどうぞ。
プロフィール

TOY

Author:TOY
萌え萌えmoebuntu
ようこそ!
moebuntuサイト
moebuntu wiki
お気軽にコメントください。

Auto-Translate
最新記事
最新コメント
tweet
萌え萌えAD




月別アーカイブ
08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01 
カテゴリークラウド
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード
最新トラックバック